Mantris ‎– Souvenirs From Imaginary Cities

90年代初頭のベルギーのハウスシーン黎明期に The Black Sun や Brown Hardware Inc. といったプロジェクトで3枚の作品をリリース、生産的な音楽キャリアが期待されるもシーンから忽然と姿を消した Dirk Eggermont が Mantris 名義にて新たな作品を発表。

インフォメーションによると、彼は20年前にベルギーを離れ、現在はインドのムンバイに居を構えて今も音楽の制作を続けているとの事。ベルギー国営ラジオのプログラムも務めた経歴を持ち、ブリュッセルの地下シーンでは著名な Kong DJ が2020年の初頭に入手した謎のプレイリストに今回の音源が収録されていたのがリリースに至る発端との事ですが、その後の詳しい経緯は不明です。

流行や現状のシーンとは切り離された環境の中で本能的に制作され続けた楽曲は、ジャズやアンビエント、あるいはモダン・クラシカルやIDM、フロア対応のダンス・ビートなど、製作年代不明ながら様々な要素を内包して普遍的な輝きを放っています。彼の作品を世に出すためだけに設立されたレーベルから限定プレスでのリリース。

■Tracklist.
A1.Heaven
A2.Souvenirs From Imaginary Cities II
A3.The Property Hunters
A4.Untitled II
A5.Day After Day
B1.Royal Era
B2.Love 3
B3.Souvenirs From Imaginary Cities I
B4.Augustine Tower
B5.Amber